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2012年5月24日 17時53分

【産業】 釜石唐丹町花露辺地区の近況

2012年5月24日(木)

先日、花露辺地区にコンブ漁を見に行きました。今日はその時、聞けなかった事がまだあったのでまた、お話しを伺いにいきました。

▾鳥居さんにお会いしました。66歳でいらっしゃいます。この地区の副会長さん。






・ワカメは4/21に終わってコンブは5/14~組合からの指示によりますが6月頃迄行うそうです。
・コンブはワカメと同じで選別してから→湯どおしして→塩もみ→タンクで2昼夜つける(塩がコンブに浸透しないため)

・出荷は大船渡市や宮城県にいくそうです。今は震災の影響で海岸に釜がないので収穫したら、そのままトラックに積んですぐ出発します。
・次は、6/15すぎにメカブの収穫が始まるそうです。メカブは春先とれるものよりもこれからの方が粘りがよく出るみたいです。釜石の平庄さんに流通します。
◀これはメカブをそぐための道具で「メカブカッター」というそうです。





・それからワカメ、コンブ、メカブが終わればそれを回収→掃除して→8/4にワカメの種付けが始まります。
  
これは、ワカメの種付けに使う道具の網です。

・コンブの種は田老からもらうそうです。

次に先日伺った菊池さんの奥さんにもお話しを伺ってきました。

・ ここの地区では、前は自分達でホタテの種をとってホタテを育てていたそうです。海から種をとってお盆すぎくらいに1つずつ数えながらホタテの網に入れて 10、11月に入れ替え、また、次の年の2月に入れ替えカゴが汚れるので交換は3回くらいはします。今だったら、コンブの水揚げが終わり7月くらいにホタ テもミミズリが始まるそうですが、それから上のような手間をかけて2,3年目でやっと販売するそうです。
ホタテは3年の間でごもが貝に付いたりワカメの根っこが付いて殻の中まで入ってきたりして死んでしまったりもするので手をかけている反面死んでしまったら何にもなりません。
・ワカメは1年で育つため安定した収入を得られるそうです。

・今も海岸に水があがり、ボイルさせるための釜やバーナーも支援もありませんでした。しかし、やっと1週間前NPOが入り、ボイルするための道具や出荷させる時の脱水機(キリン)を支援してくれる話が出たそうです。

*コンブで作るもの
 煮しめ、湯戻しコンブをポン酢で、さんまのコンブ巻(干したものが適している)、コンブの結び煮、刻みコンブ(根ショウガ、醤油、みりん味)、すきコンブ(メカブもOK)
の天ぷら(かき揚げ風)


 

花露辺集会所の近くではボーリング作業の他に菊池さん率いる漁業者の方達が、機械の修理をしていました。イカ漁につかう道具だそうです。今日は暑いので体調には気をつけましょう。
お話し頂いた鳥居さん、菊池さん夫妻、お邪魔しました~ありがとうございました。

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