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2011年11月01日 16時03分

【10/31 冬道の安全運転講習会】

釜石地区合同庁舎で釜石警察署交通課交通企画係長 伊藤秀見氏による冬道の安全運転をテーマとした講演を聞いてきました。

岩手の冬は関東に比べるととてつもなく寒く、道路は積雪・低温により圧雪路・凍結路となります。春先の雪(パウダースノー)も油断できません。そのため冬道の運転には特に注意して走行しなくてはなりません。

▼ 釜石方面はトンネルが多い
除雪されていてもトンネルの出入り口に雪がたまっていたり、吹き込んだ雪等が凍結している恐れがある。また、雪は白い為、反射して眩しくなり視界を遮ってしまう。眩しい時はサングラスをかけた方がいい。

走行中特に気をつけた方がいい所は「橋の上」
  • 五の橋(鈴子町 釜石ガスタンクに虎舞のイラストが入っている所の橋)
  • 七の橋(新町 小川入口踏切付近、小佐野と新町の中間あたりの橋)
  • 大渡橋(釜石駅と大渡りの間の橋)
  • 釜石高架橋(45号線のバイパス)
釜石でいうと上の4つの橋は特に気をつけた方が良い。朝方・夕方からは気温も下がり始め、凍結する。橋のほかにも、山影も注意が必要。晴れていても道路は溶けていない部分もあるので要注意。

▼ 「わだち」の道は沿って走る
積雪の上を走るタイヤの跡(わだち)を走行する場合、そのわだちに沿って運転した方が良い。違う方向に進みたい場合はゆっくりとハンドルを回す。

除雪車が走った後はアイスバーン
除雪車は重量がある為、走った後は凍結するので注意が必要。

横断歩道の白線は滑る
横断歩道の白線はとても滑るので、歩行する時も気をつけなければならない。歩行するときは白線を踏まずにまたぐようにして歩く。

「融雪剤」は素手では触らない
素手で触ると塩でできているので手が荒れてしまう。


まとめ

<運転前の注意>
  • 車に積もった雪はしっかり落とす
  • 灯火類は確実にクリアーにする
  • 凍ったガラスはしっかり溶かす
  • 履物の雪はしっかり落とす
  • ウオッシャー液・ワイパーの点検(停車時はワイパーを起こしておく。そのままだと凍結してガラスにくっつく。)
  • 冬用タイヤの確認(早めの装着を)
<走行時の注意>
  • ゆっくり発進(MT車は2速、AT車はブレーキから足を離すと車が動きだす「クリープ現象」で発進
  • カーブは減速(手前で十分減速して進入、抜けてから徐々に加速)
  • ブレーキはシフトに(凍結路面では少しでもブレーキを踏みすぎると、タイヤがロックして制御距離が延びたり横滑りを招く危険性があり。アクセルを緩め、ギアを少なくとも一つ落とし、エンジンブレーキを活用して、最後にフットブレーキを踏む。
  • わだちには逆らわない(ハンドルを軽く握ってわだちに沿って走行)
  • 交差点で優先意識を持たない(スリップして一時不停止の車等に注意)
  • 坂道は慎重に(上りは低速ギアで一定速度、下りはシフトダウンでエンジンブレーキ)
  • 車間距離は長く(車間距離は通常の2倍以上とる)
  • 合図は早めに(早めの行動で自分の意思を確認してもらう)
<注意する場所>
  • 停止線付近(発進時に多くの車が滑って路面がつるつるになっている)
  • 建物や樹木の陰(日陰になっている所は日中でも凍結している)
  • 橋の上や高架(地熱が入らない為、凍結している)
  • 夜間(暗いと凍結・湿潤・乾燥の判断が走行中困難)
  • 早め点灯とハイビーム走行(夜間運転は見える距離を長くするため前照灯をハイビームにして走行)
*            *             *
冬は目的地まで時間に余裕をもって行動する、「急」は禁物!!
 

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