2012年6月14日16時、水野餅店のご主人に自宅兼店舗一階でお話を伺いました。
以下はその時のお話をまとめたものです。
・・・地震直後は、避難所(釜石小学校)へ娘さんとそのお子さんを送ったあと、奥さんともう一人の娘さんと一緒に2階に避難しました。
風の音がしたので見ると、津波が押し寄せてきていました。波が建物を押し倒し、寄せてくる勢いで風が起こったものだと思っています。
水は一階の梁の下にまで及んで、階段の上から二段目まで来た形跡がありました。階段の下まで瓦礫が押し寄せ、一階出入り口のシャッターも折れ曲がって、出入り口の確保には苦労しました。
その日は2階で一夜を過ごし、翌12日の午前中に釜石小学校に避難しました。そこから毎日自宅に通い、3月22日頃から瓦礫の片付けをしていきました。
6月頃からは大工さんが入って建物の修理をしました。
9月中頃にお店を再開することができました。
お餅をつく機械は、電子部品が入っているものはダメになったので新しいものにしましたが、祖父の代に横浜から仕入れた機械は、モーターだけ取り換えて使っているとのことでした。
・・・・貴重なお話をありがとうございました。
このサイト上の「復興店舗マップ」に、お店の方々の証言と、避難経路を図示化したものを掲載させていただいています。