2012年1月11日 13時35分
遠野市 カッパ淵
遠野市には河童伝説があります。
その中でも一番知られているのが「カッパ淵」だと思います。
昔、土淵に家があり、その近くに淵がありました。淵には、いたずら河童がいることから、皆近づきませんでした。
ある大変暑い日に、若者が馬屋から馬を出し、その淵へ連れて行き、馬に水をかけて体を冷やしていたら若者がいっとき陸に上がったすきに、馬が何ものかに引っ張られてしまい、その馬は驚いて陸に上がり馬屋へ走り込みました。
家人が馬屋に行って見ると、馬のヤダ舟がひっくり返されていました。舟の下には小さな手のようなものが見え、舟を起こしてみると女童子のような河童でした。「うまそうな馬を食べようと淵へ引っ張りこもうとしたが、馬の力が強くて引っ張られて来ました。今後は、このようないたずらをしないので許してください」と、手を合わせて頼んだそうです。
かわいそうに思い、河童へよくよく言って聞かせ、淵へ放してやったという話があります。
カッパ淵には、小さな祠があります。
そこにはたくさんの物が置いてありました。
また「常堅寺」にあるのが全国で唯一の「カッパ狛犬」。
「常堅寺」というお寺さんの裏にあるのが「カッパ淵」です。
この「カッパ狛犬」は、かっぱ淵に住むカッパが常堅寺の火災の際
消火の手伝いをしたあと狛犬になったという伝説だそうです。
カッパ淵には河童が出てきそうな雰囲気があります。
河童伝説に興味がある人は、ぜひ行ってみた方がいいと思います。
しかし、冬は寒いので冬以外の時期に行くことをおすすめします!!!