2012年2月15日 16時41分
JAXA 筑波宇宙センター
H23年2月13日に
JAXA 筑波宇宙センターというところを見学してきました。
JAXA 筑波宇宙センターは筑波研究学園都市の一画にあり、1972(昭和47)年に開設しました。約53万平方メートルの敷地に、研究学園都市にふさわしい緑ゆたかな環境と最新の試験設備を備えた総合的な事業所です。
このセンターは、人工衛星やロケットなど将来の宇宙機の研究開発や開発試験、そして打ち上げた人工衛星を追跡管制するわが国のネットワークの拠点として重要な役割を担っています。さらに国際宇宙ステーション計画に向けた「きぼう」日本実験棟の開発や試験、宇宙飛行士の養成などを行っています。
現在は、宇宙輸送ミッション本部、宇宙利用ミッション本部、研究開発本部、有人宇宙環境利用ミッション本部、宇宙科学研究本部の一部があり、宇宙開発の最先端分野の研究・開発・試験を行い、日本の宇宙開発の中枢センターとして多彩な活動を行っています。
展示館「スペースドーム」は、入場すると100万分の1スケールの地球の半球が展示されています。
ここから時計回りに、人工衛星の実験モデルの展示エリア、「きぼう」日本実験棟実物大モデルや宇宙ステーション補給機「こうのとり」の試験モデルを中心とし た国際宇宙ステーション計画、宇宙環境利用についての紹介エリア、燃焼経験で使われた本物のロケットエンジンを展示したエリア、歴代のロケットが20分の 1サイズで展示されたエリア、月周回衛星「かぐや」の試験モデルを中心に宇宙科学・月惑星探査について紹介したエリアとなっています。
実際に宇宙飛行士が 実験等を行う「きぼう」の船内実験室が再現されていて、なかに入って機器やモニターなど触れることができます。室内は、大型バスと同じ位の大きさでした。 展示館のなかは完全に日光を遮ったつくりになっていて、まるで宇宙空間にいるかのような気分で見学することができました。
プラネットキューブというスペースドームに隣接した展示館もあり、ここでは様々な企画展示がされていました。スタンプラリーのスタンプもここでついてもらえるようです。宇宙服についての情報や実際にロケットに塗る塗料など、細かな知識まで知ることができるエリアです。
プラネットキューブ内にミュージアムショップがあり、宇宙食が充実したラインナップで販売していました。宇宙食のほかにも、キャップ、Tシャツ、トートバッグ、靴下などの生活用品から、スペースシャトルの模型やパズル、キーホルダーなどの子供が喜ぶものまでそろっています。
実物とほぼ同じ大きさの人工衛星が展示されていることや、展示スペースが日光を遮った暗い構造になっていることが相まって、本当に宇宙にいるかのような臨場感を持って見学することができまし た。地球と宇宙の違いを数値や写真などの情報をもって確かめることができたこと、宇宙でおこなわれているミッションはどんなものがあるのか知ることができました。次回訪れる際には、ぜひツアー見学コースも体験してみたいと思います。