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2012年6月26日 11時10分

【民俗文化】 荒川熊野権現神楽

    

2012625日 10

荒川熊野権現御神楽会長 川原さんからお話をうかがいました。
川原さんは荒川町内会長を続けて9年目。神楽の会長も続けています。古くから地域全体で神楽に携わり以前から町内会長と神楽会長は兼務だそうです。

 昨年の震災当時川原さんは、自宅に居て1446前にお孫さんの帰りを自宅近くで待っていました。その時に強い揺れがおこり、「これはただ事ではない」ととっさに感じ避難を呼び掛け津波が来る寸前まで年配の方々等を救助しました。

自宅前に三陸鉄道の線路が有り目前まで津波が来たそうです。

お孫さん、家族全員無事でした。


 
   
 
川原さんのお話し

「御神楽の会のメンバーは(町内会の会員)震災前
110人前後だったのが、現在は90人前後になり住宅の都合で(仮設団地、釜石市内居住)集まる人数が若干減っています。地区の各家々が殆ど会員で、以前まではメンバー全員男性(氏子)でしたが、最近では家族構成もあり手踊りに女性も参加していますね。
 神楽の被害は太鼓5台のうち3台と衣装、小物等が津波で流失しました。 支援を受けたのは太鼓、烏帽子、一部他に衣装です。


唐丹本郷地区に古くから伝わる本郷桜まつりは3年に一度の唐丹町全域の大名行列に、荒川権現御神楽も加わります。また、今年は3年に一度にあたりますが震災の翌年と犠牲者に向けてと言うこともあり慰霊祭を執り行い奉納としました。
本番は旧暦1月の小正月に熊野神社~海岸、御塩取り海神に神楽を奉納、大漁を祈願し、町内を無病息災、火伏、厄払いするため朝から夕刻まで舞いながら一周して歩くのですが、最近では日曜日に合わせていますね。演目は悪魔払い~御神楽舞、地の守り舞、駒囃子舞、太神楽舞とあります。
昔は囲炉裏の火を獅子頭でかむと健康回復災難なく厄払いしたんですよ。

現在は、岩手県文化振興事業団から支援を受けて太鼓3台衣装、前掛け等が出来上がり、荒川町内皆さん地域の復興を願っています。」

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川原さんお話し、ご協力ありがとうございました。
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